2014年7月22日火曜日

流出したWindows 9のスクリーンショットは本物か否か - 阿久津良和のWindows Weekly Report

●Windows 9 リーク情報の真偽を探る
先週は「Worldwide Partner Conference 2014(WPC2014)」の開催や「Kinect for Windows v2センサー」オープンベータ版の提供開始など、話題に事欠かないMicrosoftだが、やはり注目はスクリーンショットが流出した次期Windowsの存在だろう。今回はスクリーンショットの真偽に加え、Microsoft Researchが披露した「ADAM」についてレポートする。

○Windows 9 リーク情報の真偽を探る

Windows 8.1 Update 2 (以下、未発表製品はすべて仮称)、もしくは開発コード名「Threshold」ことWindows 9でスタートメニューが復活することは、開発者向けカンファレンス「Build 2014」で発表済みである。しかし、Mary Jo Foley氏がZDNetに寄稿したように、6月の時点でWindows 8.1 Update 2への搭載が見送られたことが明らかになった。

そして先週、開発中のWindows 9がネット上に流出したと、多数の海外メディアが報じた。その中のひとつNeowinの記事によれば、ビルド番号は9788 (Windows 8.1 Updateのビルド番号は9600.17031)。掲載されたスクリーンショットを見る限り、Build 2014で公開されたものと大差はない。ピン留めしたWindowsストアアプリはライブタイルとして動作し、デスクトップアプリと混合した状態に並んでいる。

さらにSoftpedia.comの記事では、「PC settings (PC設定)」がウィンドウモードで動作するスクリーンショットを掲載。こちらもBuild 2014の時点で、Windowsストアアプリの「メール」がウィンドウモードで稼働していたため、それほど目新しいものではない。

確かなのは、Windows 8.1 Update 2においてスタートメニューの復活が見送られる可能性が高いということだが、それは"リークされたスクリーンショットが本物"であればの話だ。7月14日、My Digital Lifeのフォーラムに投稿されたDUF_氏の記事を追いかけると、「VirtualBoxの仮想マシンでスクリーンショットを撮影した」と質疑に応えているが、リークしたファイル名などは明かしていない。

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