2014年7月24日木曜日

大人気!Googleが提供する位置情報ゲーム「Ingress」って何だ

Android版に加えて、7月からiOS版が登場し、世界中でブームが加速している「Ingress(イングレス)」。Googleの社内ベンチャー、Niantic Labsが開発し、昨年12月にリリースされた、位置情報サービスを用いたスマホゲームです。リーダーはGoogle Earthの生みの親としても有名なジョン・ハンケ。「位置情報ゲーム」は過去にもたくさんありましたが、世界規模で流行った例としては、おそらく初めてじゃないでしょうか。

ゲームはヨーロッパの科学者チームが発掘した謎のエネルギー「エキゾチック・マター(XM)」を巡って、青(レジスタンス=抵抗勢力)と緑(エンライテンド=侵略勢力)の二大勢力が戦うという内容。一般のオンラインゲームと異なり、現実世界とオーバーラップした仮想世界のマップ上で、スマホ片手に街中を移動しながら、陣取り合戦を行っていきます。ゲームは無料ですが、Googleアカウントが必要です。

手始めにIntel Map(=公式マップ)を開いてみましょう。世界中で拠点(=ポータル)が乱立しているのがわかります。地図を拡大すると、青と緑の三角形に分かれて現実世界が塗り分けられている様子もみてとれるでしょう。このように、ゲームの目的は青・緑どちらかの陣営に属して、支配地域(=コントロールフィールド)を拡大し、その中のMind Units(=人口に比例)を競うことにあります。

ポータルは神社仏閣や公共施設、ランドマークなどに設定されており、自分で申請することもできます(Android版のみ、iOS版は原稿執筆時は未実装)。大ざっぱに言って自宅や職場などの半径数キロ圏内を主なプレイフィールドに、陣地の取り合いをしていく遊びですので、ゲームを遊ぶうちに「近所にこんな場所があったのか!」と驚くこと請け合いでしょう(地域の魅力再発見ゲーム!)。一見すると普通の世界なのに、スマホの画面(=スキャナ)上ではまったく違う世界が広がっている・・・この拡張現実感がゲームの魅力を高めています。

ただし本作は日本語化が中途半端で、洋ゲー特有の大ざっぱな感じもあり、今ひとつ初心者が何をしたらいいか、わかりにくいのも事実なんですよね。自分も5レベルに到達したところなんですが、ようやくイメージがつかめてきました。すでにネットには有志による情報サイトが数多く存在しますので、詳細はそちらにお任せするとして、本稿では基本的な流れについて整理しましょう。

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