2014年7月25日金曜日

“15Gバイトが無料”になったWindows標準オンラインストレージ――「OneDrive」使いこなしテク【基礎編】

 Microsoftがオンラインストレージサービス「OneDrive」の値下げと、無料版で利用可能なストレージ容量を増量したことが話題になっている。

 従来は無料で利用可能なストレージサイズがアカウントあたり7Gバイトだったが、これが15Gバイトまで引き上げられた。また、追加容量の月額料金(税込)は100Gバイトで190円(従来は799円)、200Gバイトで380円(同1199円)と、大幅に値下げされている。

 さらに、(日本ではまだ提供されていないが)Office 365 Home/Personalといったホームユース向けのOffice 365サブスクリプションを契約しているユーザーの場合、「1Tバイト」ものオンラインストレージ容量が利用可能になった。

 つい先日には、日本におけるOffice 365 Home/Personalの提供も発表され、いよいよ年内にも日本のホームユーザーが1Tバイト容量のオンラインストレージを標準で持つ環境がやってくることになりそうだ。今回から数回に分け、このOneDriveならぬ「テラ・ドライブ」な環境を活用するためのテクニックを紹介していく。

 なお、OneDriveがまだ「SkyDrive」の名称で呼ばれていた時代に紹介した2013年11月掲載の記事と、同年12月掲載の記事もまだ有効なので、まずはこの辺りをご一読いただきたい。今回はこれらを踏まえたうえで、OneDriveの基本をまとめつつ、設定方法に触れていこう。

●まずはOneDriveの同期設定を理解する

 OneDriveはMicrosoftが提供するオンラインストレージサービスで、Microsoftアカウントごとに前述の通り、15Gバイトのドライブ領域が確保される。

 いわば、Windows標準のオンラインストレージ機能だが、Windows 8.1では機能の統合がさらに進み、Windowsエクスプローラや各アプリからクラウド上のOneDriveフォルダやファイルに直接アクセス可能になったほか、各種操作においても「あたかもローカルに存在するものである」かのような挙動をとるようになった。

 Windows 8.1でMicrosoftアカウントを使ってログインしている場合、OneDriveアプリやエクスプローラから触れるドライブ領域はこの「Microsoftアカウントに紐付いたドライブ領域」となり、他のMicrosoftアカウントのドライブ領域には直接触れられない。

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