2014年6月24日火曜日

「世界が変わらないのはエンジニアのせいでもある」堀江貴文氏がフリーエンジニアに向けて放つ5つの提言


堀江貴文氏(写真は2013年5月14日掲載の弊誌記事より)

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が2013年に行ったアンケートによれば、8割を超える企業が「IT人材の不足を感じている」と回答している。フリーランスで働くエンジニアの存在意義は、今後ますます高まっていくことが予想される。

だが、フリーエンジニアが働く環境には、依然として大きな課題がある。個人事業主を受け入れない開発現場があるなど、社会的地位が低いこと、プログラミング業務以外の雑務に追われることが、フリーで働く上での障害となっている。

首都圏コンピュータ技術者株式会社の創設25周年を記念して行われたフォーラム

こうした課題の解決を目指してフリーエンジニアの支援を行ってきた首都圏コンピュータ技術者株式会社(MCEA)は、創設25周年の節目となる2014年、フリーエンジニアのブランド化と品質保証のための新たな取り組みをスタートさせる。IT技術者ブランド化プラットフォーム事業「PE-BANK」がそれだ。

PE-BANKは、MCEAと契約したフリーエンジニアをプロエンジニアとして登録、ブランド化と品質保証をした上で、企業のシステム開発の現場へと派遣する仕組み。福利厚生や休業補償などのサポートや、スキルアップのための教育でも、MCEAが各エンジニアをサポートする。

MCEAがPE-BANK事業を発表した登録エンジニア向けの25周年記念フォーラムには、ゲストスピーカーとして堀江貴文氏が登壇。「フリーランスと起業」をテーマに、講演を行った。

「しばらくITの世界から離れていた僕が、ここ最近になって、この業界に戻ってきたのはなぜか。それは僕が思っていたほど、世の中のイノベーションが進んでいないからです。社会全体が古くさいシステムに囚われているのは、皆さんのようなエンジニアのせいでもあります」

堀江氏はこうしたストレートで刺激的な言葉を使って、エンジニアに向けて5つの提言を行った。
【1】客の言うことを鵜呑みにするな。エンジニアは自ら提案を
先日、ブログに「病院の予約受付システムが最悪だ」という話を書いたら、システムを作っている人から売り込みがありました。会って話を聞いたら、やっぱりイマイチだった。どこがイマイチなのか。一番嫌なのは、プラスチックの会員カードです。あれって何のためにあるんですかね?

極端な話、健常者であれば若い人が病院に行くのなんて年に1、2回程度。

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