2014年5月30日金曜日

日本電子出版協会、不正コピーへの風当たりが強まればDRMなしでの電子出版物配信も可能になると述べる

あるAnonymous Coward 曰く、

先日、「電子書籍をコピーできる」というソフトを販売していた会社社長やプログラマーらが逮捕されるという話題があったが、これを受けて日本電子出版協会がコメントを出している

この事件について、同会の会員からは

  • 電子出版物を提供する出版社からクレームがあり、採用しているDRMを強める改良を依頼したり、その他の対処をせざるを得なくなり、費用がかかった。
  • 価格を安く設定してあるレンタルコンテンツが永久保存ができることで、出版社や著者との出品交渉が難しくなり、営業妨害になった。
  • DRMを提供していた会社では、顧客の電子書店からのクレームがあったので、専任の担当者を置いての対応に追われ、費用がかかった。
  • などとの声が寄せられているという。DRMを回避しようとする技術が登場すれば、それへの対策のために費用が必要となり、結果としてその費用は販売価格に上乗せされ、また読者はより使いにくくなり電子出版普及の大きな妨げになるとし、DRM解除ツールに対し遺憾の意を述べている。

    また、

    電子出版物の不正なコピーを助長する行為は処罰されるのだという認識が広まれば、DRMがなくても電子出版物を配信することができるようになり、より使いやすい電子出版物を増やすことができます。

    とも述べている。タレコミ子的には、いくらDRM技術にコストをかけてもそれを解除するツールはいつか登場するわけで、DRMを外せば不正なコピーを助長するソフトも無くなりコストもかからなくなると思うのだが……。現に音楽配信業界では一部を除きDRMがほぼなくなくっている状況であるわけだし。

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