2014年5月27日火曜日

アップルがAndroid用のiMessageを出す可能性はあるか?

アップルがiMessageバグを解決する一番の方法は、Android用のアプリを作ってしまうことだ。

2011年にスタートしたアップルのテキストメッセージ・サービスiMessageは、長い間ある問題を抱えている。ユーザーがiPhoneからグーグルのAndroidスマートフォンに乗り換えた際、自分宛に送られてくるメッセージを受信できずに失ってしまうことだ。

メッセージが目的の相手に届かないため、この問題の全体的な影響範囲を把握することは難しい。当然だが、消えてしまったメッセージの数を「数える」ことができないからだ。しかし、自分自身または友人や家族がiPhoneからAndroidに乗り換えたことがあれば、恐らくこの問題を経験したり人から聞いたことがあるだろう。

これはユーザーだけでなく、アップルにとっても厄介な問題だ。伝えられるところによると、アップルのエンジニアはこの問題の解決を何度も試みているが、そのたびに新たなバグが発生し、未だ解決に至らない状態だ。

関連記事:アップルが(また)iOSのiMessageバグを直すと約束

アップルは、iPhoneユーザーがAndroidスマートフォンに切り替える際、Apple ID(iTunesなどにログインするときに使用するアカウント)から電話番号を切り離し、全てのデバイスでiMessageの利用設定をオフにすることを促している。しかし、この方法でも100%うまくいくとは限らないようだ。

私もiPhoneの所有者として、他のメッセージ・アプリよりも便利なのでチャットにはiMessageを使っている。だが、これはiOSユーザーの間でしか使えない。私がチャットする相手の多くはiPhoneユーザで、iMessageでは彼らのメッセージを、iPhoneだけではなくMacBookでも受信することができる。だが彼らの一人がAndroidに乗り換えたとき、数日間その人物とはチャットが途絶えてしまった。別に仲が悪くなってしまったからではなく、私のメッセージがその人物に届かなくなってしまったのだ。

メッセージはなぜ送信されなくなるのか?

従来のSMSテキスト・メッセージと違い、アップルはiMessageを自社のセキュアなサーバーを経由して送受信しており、AT&TやT-Mobileなどのキャリア網は使われていない。それぞれのメッセージはデジタル・コードで暗号化され、送信中に盗み読まれることを防いでいる。

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