「VAIOオーナーメード」は、所有する悦びを表す"オーナーシップ"と、
注文生産を意味する"オーダーメード"を組み合わせた、VAIO独自の用語です。
2014年4月20日23時、ソニーはパーソナルコンピュータ VAIOのBTO製品「VAIOオーナーメードモデル」の受注を終了しました。店頭向けモデルにない部品構成や外装、メッセージ刻印などが選べるオーナーメードの開始は2005年。VAIO事業の売却に伴い、ソニーでのオーナーメードモデルも約9年の歴史に幕を閉じました。
法人向けのカスタマイズ受注生産サービス「VAIO法人向けカスタマイズモデル」は、すでに3月31日をもって受注を終了済み。
オーナーメードは受注を終了した一方で、「スタッフおすすめのスペック構成」に組み立て済みのカスタマイズモデル(速配仕様)ならば、在庫限りで現在も販売を続けています。
オーナーメードモデルはメーカー3年保証が標準であることも特徴でしたが、修理対応や技術サポートについては、今後もソニーが継続して扱います。(サポート期間はソニーの社内規程による。修理対応は機種ごとに異なる部品保有期間が終わるまで)。
「ソニーVAIO」はこうして春モデルで幕を閉じますが、今後はソニーからVAIO部門を買った投資ファンド日本産業パートナーズ(JIP)のもと、元ソニーVAIO事業スタッフを中心とした新会社で、「適切な規模」(平井社長)の事業としてVAIO の新たな歴史が始まることになります。
なお「ソニーVAIO」の最後のモデルのひとつとして今年2月に発売された VAIO Fit 11A は、バッテリーパックの不具合による過熱・焼損のおそれから、「ただちにPC本体の電源を切り、ACアダプターの電源プラグをPCから抜いて、ご使用を中止」するよう告知が出ています。危険のある個体の確認方法や修理回収などの対応については今後改めて発表される見込み。詳しくは VAIO Fit 11A 使用中止呼びかけ記事を参照して直接ソニーに問い合わせてください。
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