2014年4月22日火曜日

Google、最後の純正タブレット Nexus 8 (仮) はHTC製で夏発売?

Google / ASUS製の Nexus 7 が定番中の定番となって久しい今日このごろ、次の小型 Nexus タブレットのうわさが出てきました。台湾の製造業界紙 DigiTimes がサプライチェーン関係者の話として伝えるところによると、次のGoogle純正タブレットはASUSではなくHTCとGoogleが共同開発した Nexus 8 (仮) となり、この夏に発売を予定しているとのこと。また HTC Nexus 8 (仮)が最後のNexusタブレットとなる可能性についても触れています。

Google の7インチ級タブレット Nexus 7といえば、初代2012年モデルも軽くフルHDになった2013年モデルもASUSとGoogleのパートナーシップにより製造され、Googleの直販およびASUS製品として販売されてきました。

「サプライチェーン関係者」によれば、ASUSが今年のNexusを担当しないのは、Googleとのパートナーシップではさまざまな制限を課され開発の主導権を握れないことから、自社ブランドAndroidタブレットの商品展開にとっていまやマイナスと判断したため。

またHTCが選ばれたことについては、Googleは以前のNexusタブレットでもHTCとの協業を望んで交渉していたものの、HTC側が自社のスマートフォン事業の立て直しを優先して断っていた経緯があるとされています。

肝心の Nexus 8 (仮) については、名称が示すように8インチ画面になること、発売は今年の夏(第3四半期)になる見込み以外に詳しい情報はありません。

なお「最後のNexusタブレット」説については、Googleはタブレット市場へのAndroid浸透はすでに充分に進んだと認識しており、今年の Nexus 8 (仮)以降は、(他のAndroid採用メーカーと競争してまで) 自社製品を出す意義は薄いと考えているから、とされています。

いずれにせよ、現時点では匿名の関係者による未確認情報であって、GoogleまたはHTCからの公式な発表ではありません。ソースの DigiTimes は台湾のエレクトロニクス業界紙として、「~社の新製品の液晶パネルはどこが受注した(らしい)」「話題の~は量産開始したはずだけど歩留りが異様に悪い(ようだ)」といった報道が主の媒体。一般コンシューマー受けを狙ったうわさ記事は少ないものの、サプライチェーン関係者の証言だから必ず正しいわけでもなく、何より正しい内部情報でも後からメーカーのほうが話を変えて結果的に外れることもよくあります。

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