2014年4月24日木曜日

Facebook 効果で WhatsApp のユーザー数が大躍進

Facebook が WhatsApp を190億ドルで買収してからわずか2か月後、誕生から5年が経過するこのメッセージング・アプリは、アクティブユーザー数が5億人を突破したと発表した。

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WhatsApp が Facebook に買収された2月17日時点で、WhatsApp の月間アクティブユーザー数は世界中で4億5千万人、デイリーのアクティブユーザー数は3億2千万だった。

WhatsApp は自社のブログで次のように述べている。「我々はここ数か月の間に、ブラジル、インド、メキシコ、ロシアなどの国々を中心に、急速な成長を遂げました。ユーザーが一日あたりにシェアする写真の数は7億以上、動画の数も1億にのぼっています。お伝えしたいことはまだたくさんありますが、とりあえずは仕事に戻ったほうがいいでしょう。我々 WhatsApp はまだスタートしたばかりなのですから」。

成長の鍵は Facebook

Facebook に買収されたアプリのユーザー数が急増するのは、これが初めてのケースではない。2012年4月に Facebook が Instagram を買収した際、同サービスのユーザー数は3千万人であった。買収後の1か月間で Instagram は2千万人の新規ユーザーを獲得し、6月までにアクティブユーザー数は8千万人に増えている。それまで iPhone アプリしかなかったところに Android アプリを新たにリリースしたことも関係しているだろうが、Facebook 効果があったことは間違いない。Instagram は月間平均で1千万以上のユーザー獲得に成功したのだ。

WhatsApp もこれと似たような急成長をみせており、Facebook による買収が発表されてから、毎月約2千5百万人のユーザーを獲得している。WhatsApp のような元々桁外れな成長性を持っていたアプリにしてみても、これは驚異的な数字だ。

WhatsApp が先進国と新興市場の両方で成長する可能性を持っているのは明らかで、特にSMSの安価な代用品として浸透していくだろう。以下に示す調査会社 comScore のチャート(WhatsApp誕生から4年間のデータのみを抜き出したもの。5年目は含まない)は、同サービスが Facebook に買収される以前はどのような成長を遂げてきたのかを示している。

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