2014年3月23日日曜日

Raspberry Pi(ラズベリー・パイ)用サウンドカードが登場:3つの使い方

これで Raspberry Pi はオーディオ・ヘビーな用途にも対応できるようになった。

35 ドルで買える Linux ベースの小型コンピューター「Raspberry Pi」のメーカーが、Raspberry Pi 専用に設計されたサウンドカードを最近リリースした。

Wolfson Audio Card

Wolfson Audio Card」は、Raspberry Pi と同じくイギリスのメーカー Farnell Element 14 によって製造されている。このカードは Raspberry Pi とほぼ同じくらいの値段(33ドル)で、サイズもほとんど同じだ。

このオーディオ・アドオン・ボードは Raspberry Pi の P5 ピンに直接取り付けて使う。このボードは、オンボードのマイクロホンと、24-bit/192KHz までのハイレゾオーディオに対応した Wolfson オーディオ・プロセッサーを搭載している。ボードにはさらに 4 つの 3.5mm ジャックがあって、1 つをヘッドセット/ブーム・マイクの組み合わせに、1 つをマイク入力に、1 つを iPod や iPhone のようなデバイスに、残り 1 つをアンプやスピーカーに接続する、などの使い方が可能だ。

新しいサウンドカードの最も重要な特徴は、それ自体にオーディオを処理する能力が備わっているということだ。外部でオーディオ処理を行うことによって、小さな Raspberry Pi プロセッサーの負担を軽減でき、音質が向上され、Pi の新しい DIY の可能性がさらに広がるのだ。

このWolfson Audio Card と Raspberry Pi の組み合わせによって実現が可能な3つのプロジェクトを紹介しよう。

Raspberry Pi 用の VoIP

Raspberry Pi を Voice over Internet Protocol(VoIP)用に構成することで、インターネットを使った安価な通話を実現できる。自分の Pi に VoIP の機能を追加するには、Elastix のようなオープン・ソース・プログラムを使用する。そしてヘッドセット/ブーム・マイクの組み合わせを Wolfson Audio Card の 3.5mm ジャックの1つに接続すれば、ハンズフリーの電話会議を行うことが可能となる。

自分の Pi を音声でアクティベートする

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DIY コミュニティ・プラットフォーム「Instructables」のメンバーである Janw はかつて、ヴィンテージな 50 年代のインターホンを使用して自分の Pi を「Raspberri パーソナル・アシスタント」に変貌させた。

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