2014年3月25日火曜日

次期バージョン「DirectX 12」の特長を公開 - 大幅性能向上など

MicrosoftのDirectX開発チームは「DirectX 12」において、現在開発段階にある「DirectX 12」において実現される新機能や性能の向上などに関する概要を伝えた。次期バージョンとなる「DirectX 12」では「Direct3D 12」を導入し、パフォーマンスの向上、マルチスレッドスケーラビリティの向上などが実現されるという。Microsoftが提供するプロダクト(PC、スマートフォン、タブレットデバイス、ゲーム機)において動作すると説明がある。

DirectX開発チームは「DirectX 12」では内部構造、特にパイプラインステートオブジェクト、コマンドリストとバンドル、ディスクリプタヒープとテーブルに関して構造の変更や最適化などを進めた結果、大幅な性能の向上を実現できたと説明。3DMarkを使ったベンチマークではDirect3D 11と開発段階にあるDirect3D 12との比較で、Direct3D 12の実行速度が2倍になったようすが示されている。

GPUはレンダリングに関する処理をする装置としてますます重要度を増しており、3Dゲームなどに限らずブラウザにとっても重要な存在になっている。DirectXの性能向上はこうした機能を利用するすべてのソフトウェアに性能向上の恩恵をもたらすものとみられる。

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