2014年2月19日水曜日

SNS上で、見知らぬ人と友達になってはいけない

個人情報そのやり方では守れません:

 Facebookを利用していて見知らぬ人から友達申請を受けることがありますが、たいていは偽アカウントなので友達になってはいけません。個人情報が偽アカウントの作成者の手に渡り、プライベートが筒抜けになってしまうからです。うっかり「友達」になってしまうと、痛い目にあうかもしれませんよ。

●見知らぬ人と友達になると、こんな痛い目に

 Facebookを始めてまだ3カ月の渡部一樹さん(仮名・38歳)。これまでmixiなどのSNSを利用したことはなく、Facebookも友人に誘われるまま軽い気持ちで登録しました。

 見よう見まねで始めた渡部さんですが、学生時代の友人や職場の仲間など、徐々に友達の登録も増え、Facebookを通じて懐かしい友人と再会できたり、普段はなかなか会えない友人の近況を知ったりと、その楽しさを実感していました。

 そんな矢先に、「中村健一」と名乗る人から友達申請が届いたのです。

 昔の友達や仕事関係の人など、思い当たる「中村さん」を想像してみますが、どういった関係か思い出せません。高校時代に似た名前のクラスメイトがいたように思いますが、とくに親しかったわけではなく、これも分かりません。このまま友達申請を無視してしまっていいのだろうか、と悩みます。知り合いだったり友人の友人であれば、あとで気まずい思いをしてしまうかもしれません。

 「もしかしたら間違いかもしれないけど、友達がひとり増えるだけだから……」と、その友達申請を許可してしまいました。

 渡部さんは情報を騙し取る「不正アカウント」の存在を知らなかったのです。

 Facebook初心者である渡部さんの失敗は、信頼できる相手と確認せずに友達申請を許可してしまったことに原因があります。

 Facebookを利用していると、見知らぬ人から友達申請を受けることがよくあります。こういった友達申請は、たいていは偽アカウントなので、見知らぬ人と友達になるのはやめたほうが無難です。

 最近では、実在の友人の名前をかたって、その「友人になりすまして」友達申請をしてくる偽アカウントも登場しています。Facebookでは、実は同姓同名をかたることは簡単です。

 こういった偽アカウントと友達になってしまうと、まず、Facebookに登録している生年月日や居住地、勤務先や出身校といった個人情報が、偽アカウントの作成者の手に渡ってしまいます。

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