2014年2月24日月曜日

PS4のゲーム実況機能がすごい。著作権問題をクリアして堂々と「シェアして遊ぶ」時代へ

2月22日に発売された、ソニー・コンピュータエンタテインメントの新型ゲーム機「プレイステーション 4」。。グラフィックがキレイになったとか、PS Vitaと連携すればリモートプレイでどこでもゲームが遊べるとか、PS3との違いはいろいろある。でも、どこが一番スゴイかと聞かれたら僕はこう答えたい。

「ゲーム実況機能がすごい!」

PS4の最大の特徴は、コントローラに新しく付いた「シェアボタン」だ。これをポンと押すだけで、誰でもすぐに自分のゲームプレイをネットで配信することができる。顔出し/顔なし、声あり/声なしも自由に選択可能。今はTwitchとUstreamしか選べないが、春ごろをめどにニコニコ生放送にも対応する。

配信中の動画はPS4からも見れるし、PCからも見ることができる。友達に見せたかったら、FacebookとTwitterに投稿するチェックを入れておこう。さっそく本体同梱のゲーム「ナック」で遊んでみると、日曜の昼間でだいたい20〜30人くらいが見にきてくれた。視聴者のコメントは画面下に表示されており、Twitterから見に来た知人が「回避がヘタ」だの「右スティックが使えていない」だのと好き放題書いている。うるせえ! まったく読めないけどフランス語のコメントもあったのでとりあえず「メルシー」と言っておいた。なんだこりゃ、でも楽しいぞ。

「生配信」だけでなく、Facebookにスーパープレイ動画をアップロードしたり、Twitterにスクリーンショットを投稿したりもできる。PS4ではプレイ中、バックグラウンドで「最新の15分間」を常に録画し続けていて、「今のシーン、よかったな」と思ったら、シェアボタンを押せば15分前までさかのぼって動画を投稿できる。バケモノのようなマシンパワーを持つPS4だからできる、ぜいたくなスペックの使い方だ。


●配信が「当たり前」の遊び方

僕が子どもの頃は、ゲームはみんなで集まって遊ぶものだった。誰かの家に集まって、みんなでワイワイ野次を飛ばしながら遊ぶ。コントローラを握っているのは1人でも、誰かと一緒に遊ぶゲームはそれだけで楽しい。「ヘタクソ!」「うるせー!」視聴者とのそんなやりとりが、なんだか無性に懐かしかった。

これまではゲーム動画をネットで配信しようと思ったら、まず配信用のPCを用意して、それからゲームの画面を取り込むためのキャプチャボードを買って、さらに専用のキャプチャソフトを入れて、動画のエンコードについて勉強して……とものすごくたくさんのハードルを越えなければならなかった。

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