2014年2月21日金曜日

高価な「Microsoft Office」が一人勝ちするのはなぜか?

 企業はITコストを抑えながら効率化を図れる方法を常に模索している。特に機能、使い勝手、可用性、サポートに掛かるコストは、オフィスソフトに左右される。どのオフィスソフトが最適だろうか。「Microsoft Office」の代替製品は誕生しているが、Officeを使い続けることにはそれなりの理由がある。

 「Microsoft Office 2013」「Office 365」「Google Apps for Business」「OpenOffice」サブスクリプションの価格設定を確認してから、それぞれの特徴を説明したい。

●月1800円で利用できるオフィスソフトは?

 Office 2013には、さまざまなプランと購入方法が用意されている。「Office 365 Enterprise E3プラン」では、Office 365(クラウドバージョンのOffice)にデスクトップバージョンのOffice 2013が含まれている。このプランの価格は、1年契約で1ユーザー当たり月額1800円だ。デスクトップバージョンの「Microsoft Word」「Excel」「PowerPoint」「Outlook」など一般的なアプリケーションを最大5台のWindows PCまたはMacで利用できる。

 1ユーザー当たり50Gバイトのメールボックス、25Gバイトの「SkyDrive Pro(現OneDrive for Business)ストレージ」「Active Directory」との統合機能およびオンライン会議も利用できる。さらに、Officeにはソーシャルメディアツール、コラボレーションツール、iPhone用Office Mobile(日本は未提供)、Android用Office Mobile(日本は未提供)、コンプライアンスツールなど多くの特典が含まれる。

 「Google Apps for Business with Vault」の価格は1ユーザー当たり月額1200円で、30Gバイトのストレージが利用できる。また、「Gmail」「Googleカレンダー」「Googleドライブ」「Googleドキュメント」「Googleスプレッドシート」など、全てのGoogle製品も利用できる。Googleのメッセージングツールやコラボレーションツールは、あらゆる規模の企業で使用されている。

 最も価格が安いのは「OpenOffice-Enterprise」である。

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