2014年1月31日金曜日

QRコードを張った場所がレジになる――モバイル決済サービス「ZNAP」、日本上陸

 QRコードにスマホをかざして暗証番号を入力するだけで、クレジットカード払いが可能に――。財布やカードを出すことなく、スマホで手軽に支払いができるモバイル決済サービス「ZNAP」(ズナップ)が日本に上陸した。

 ZNAP(MPayMe Japan提供)はクレジットカード払いをする際、スマホユーザーが使い慣れたQRコードを使えるという手軽さ、決済時にクーポンを適用できる便利さ、QRコードを張りつけさえすれば、店頭だけでなくポスターやチラシ、テレビ、Web動画までもが"お店になる"という自由度の高さ、導入・運用コストの安さが特徴。今後は銀行口座からの引き落としに対応する予定もあるといい、新たな決済手法として注目を集めそうだ。

●ZNAPの使い方

 ZNAPの利用にあたっては、スマホアプリ(iOS、Android)を通じてあらかじめ利用するクレジットカードを登録しておく必要がある(サービス開始当初はVISAとMasterに対応)。登録が済んだら、アプリを起動して画面中央のアイコンをタップするとQRコードリーダーが起動する。あとはQRコードにスマホのカメラをかざせば暗証番号の入力画面が表示され、番号を入力するとクレジットカード払いが完了する。

 アプリ内にポイントカードやクーポンの機能が用意されているのも特徴の1つ。アプリからZNAP対応店舗をフォローするとクーポンが自動で配信され、好みのクーポンを保存しておくことができる。支払い時に使えるクーポンがあるときは画面に表示されるので、使い忘れることがない。「財布がクーポンやポイントカードでふくれあがることがなくなり、使い忘れも減るので、来店者のメリットになる」(説明員)

●ZNAPでショッピング体験はこう変わる

 ZNAPを導入することで、お店は来店者にどんなショッピング体験を提供できるのか。スマホさえあれば、財布を取り出すことなくカード払いで買い物ができるのもその1つだ。

 店がPOSレジとZNAPを連携させれば、買い物に来た人は、レジ付近に張られたQRコードにスマホをかざして暗証番号を入力するだけで、カード払いができる。カードを取り出す必要がなくサインも不要なので、支払いにかかる時間を大幅に軽減できる。

 ZNAPは、店のスタッフがカードを預かったり、カードリーダーに通したりという対面の対応をすることなく、クレジットカード決済サービスを提供できるところもポイントだ。

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