2013年12月18日水曜日

[データ] 主要7都市の通信速度はソフトバンクがトップ、iPhone 5s・Androidとも

全国主要7都市でiPhone 5sとAndroid端末の通信速度を計測したところ、いずれもソフトバンクモバイルの回線が最速だった。MMD研究所が調査結果を発表した。

この調査は2013年12月6―12日の期間、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の7都市それぞれ20カ所で、携帯電話キャリア3社のiPhone 5sと2013年冬モデルのAndroid端末を使ってLTE回線の通信速度を計測した。

まずiPhone 5sの下り通信速度は、7都市平均でソフトバンクが25.72Mbps、NTTドコモが20.65Mbps、KDDI(au)が20.21Mbpsとなった(グラフ参照)。

iPhone 5sの通信速度については利用者の関心が高いため、以前から複数の調査会社が繰り返し計測しており、より広域の調査ではソフトバンクが劣勢な結果も出ているが、対象を大都市部に絞った今回は同キャリアの強さが示された。

iPhone 5sの下り通信速度をキャリア別、都市別に見ると、ドコモは大阪が最も高く27.34Mbps、次いで名古屋が24.01Mbpsだった。auは名古屋が25.18Mbps、福岡が21.80Mbps、大阪が21.45Mbpsの順だ。ソフトバンクは大阪の29.94Mbpsがトップとなり、以下は名古屋が28.17Mps、福岡が25.69Mbps。各社とも名古屋、大阪での速度の高さが目立つ。

Android端末の下り通信速度は、7都市平均でソフトバンクが26.62Mbpsとトップ。小差でドコモが25.39Mbps、auが22.22Mbpsだった。キャリア別、地域別に見るとドコモは大阪が29.91Mbpsで最も高く、仙台が29.24Mbpsでこれに次ぐ。auは名古屋が26.22Mbpsでトップとなり、次いで福岡が24.79Mbps。ソフトバンクは大阪の28.54Mbpsが最も高く、続いて仙台が28.01Mbps、札幌が27.38Mbpsとなった。

なお、MMD研究所は過去に幾度か同様の調査を実施しているが、今回初めてキャリア3社のiPhone、Android端末とも下り通信速度が平均20Mbpsを超えた。各社の回線環境が日々進歩していることの表れという。

ちなみにiPhone 5sで、20Mbps以上の下り通信速度が出た調査地点の数を見ると、ソフトバンクは140カ所中94カ所となり、全体の67.1%に上った。

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