2013年11月28日木曜日

iPhoneのカメラがさらに進化する予感! Appleが撮影後にピントを合わせるカメラ技術で特許申請


もうポンぼけなんてこわくない。

Appleがプレノプティックカメラ(またの名をライトフィールドカメラ)の特許を取得しました。仕組みとしては2年程前からLytro(ライトロ)が発売しているカメラと同様のもので、写真を撮影した後に焦点を変えることできる技術です。

可変焦点画像化モードアダプター付デジタルカメラ」というタイトルの今回の特許。他のライトフィールドカメラと同じように、複数のマイクロレンズを並べたレンズアレイのアダプターを使っています。撮影時に周囲のライトフィールド全体をキャプチャし、それをマイクロレンズを使って細かく分解して記録。記録されたデータを専用のソフトウェアで処理することで、低解像度の可変焦点画像を実現しています。アダプターを付けなければ、通常通り、高解像度画像が撮影可能です。

Appleは以前からプレノプティックカメラ技術に興味があったようで、故スティーヴ・ジョブス氏もLytro創始者のレン・イン氏に電話をして、2社が協力してできることについて話し合っていたのだとか。そのせいでAppleがLytroを買収するのではという噂も流れましたが、それは実現せず。ジョブズ氏とイン氏との会談の数か月後に今回の特許が申請されたことを考えると、Appleは独自の道を歩んでいくことを決めたようですね。

この特許申請に関して、現時点で言えることは、Appleがこの技術に興味を持っているということだけ。もちろん将来的にはiPhoneに応用される可能性は大なわけですが、Lytroへの消費者の反応がまあまあだったことを考えると、Appleがいろいろ試行錯誤する時間は、まだたっぷりありそうです。個人的には早く実用化してほしいなー。どんな形で製品化されるのか今から楽しみです。


[Apple Insider]

ADAM CLARK ESTES(米版/mana yamaguchi)

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