2013年11月29日金曜日

HDD価格、2年前の水準まで戻る

ExtremeTechの記事「Two years later, HDD prices settle back to normal」がハードディスクの1GBあたりの価格が2年かけて元の水準まで戻ったことを伝えた。ハードディスクドライブの1GBあたりの単価は2011年の段階で0.045米ドル(4円60銭ほど)まで下落したがタイで発生した洪水後に価格が高騰。2012年には0.065米ドル(6円60銭ほど)まで高騰している。仮にタイでの洪水被害が発生しなかった場合、現在の単価は0.03米ドル(3円ほど)だと推測されている。

ハードディスクドライブの主要メーカであるWestern Digitalやサムスン、東芝などは主要設備をタイに持っていたため、この洪水の影響を受けた。結果として洪水発生後数ヶ月でハードディスクドライブの価格は急激な高騰を続け、同じ水準に戻るまで2年の歳月を必要とした。

コンシューマ向けに販売されている3.5インチのハードディスクドライブは2TBから4TBのモデルが主流になりつつあり、日本で販売されているハードディスクドライブの現在の1GBあたりの単価は最安値で3円60銭前後とExtremeTechの記事で取り上げられている価格よりもさらに廉価なものとなっている。

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