2013年11月27日水曜日

段ボール防音室「だんぼっち」にひきこもって歌ってみたよ

 「松尾さん、だんぼっちのレビューやりません?」「やる! 買おうと思ってたし!」というわけで、ねとらぼ編集部からの依頼でだんぼっちを我が家で試せることになりました。周囲を気にせず"歌ってみた"ができると話題になったアレです。

●ヒトカラも良いけどやっぱり自宅で練習したいよね

 何を隠そうわたくしは底辺ボカロPである以前に底辺洋楽歌い手です。「天国への階段」とか「エピタフ」とか、古いロックのカバーばかりをやっております。ハードロックが好きなのでシャウト系の曲が多いんですが、困るのが自宅で録音するとき。

 録音ならカラオケ屋でヒトカラとか、スタジオの個人練習でやればいいじゃんという意見もあるでしょうが、いきなり行ってその場で歌うってのはできないのです。何度も間違いながら録音してやっとできるもんなんですよ。その間に上達していくわけだし。やはり自宅に録音ブースがほしい。アビテックスほしい。

●憧れはヤマハの防音室「アビテックス」だけど……

 個人用防音室の中で最も評価が高いのが、ヤマハの防音室「アビテックス」。使っているプロミュージシャンも多いです。見積もりシミュレーションしてみたのですが、一戸建て1階設置1.2畳で夕方6時までの防音レベルということで82万9500円。わお。

 「金はないけど防音したい」ニーズはヤマハも認識しているようで、レンタル、中古もヤマハ自身がやっていて、それだと月々1万円ちょっとから(0.8畳)。ただ、1年以上の契約が必須で、解体時には4万6000円かかります。確かに安いけど、お手軽にというわけにはいかないですね。いや、なにも完全な防音を目指しているわけじゃないんです。ただ、ご近所の迷惑になったり、家族の目を気にせずに歌の練習や録音ができるといいなあ、と常々思っていたんです。

 だんぼっちは、そのくらいのニーズにぴったり合致して6万円を切るお値段(5万9800円)。設置・解体にも別料金がかかる防音室に対し、これは組み立ても自分だけで手軽にできるという話。届くのを心待ちにしておりました。

●だんぼっちの組み立てはほんとに簡単

 発売前のだんぼっちが開発・販売元のVIBEさんから我が家に届いたのは1週間ほど前。巨大でした。110(幅)×80(奥行き)×160(高さ)センチの部材が収納されているんだから当然ですが。

 組み立て方のマニュアルがなぜか入っていなかったため、箱に入っているもののどれが部品でどれが梱包(こんぽう)材なのか分からずに苦労しました。

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