2013年11月25日月曜日

突如現れたハイエンドなAndroidタブレット――「KALOS」とは何か?

 今年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2013で発表され、国内でも一部で話題になっていたBungBungameのハイエンドAndroidタブレット「KALOS」が日本上陸――。

 年末商戦に向けて、メーカー各社からタブレットの新機種が続々と発売される中、思わぬところから、強力なAndroidタブレットが登場した。この「KALOS(カロス)」は、BungBungame(バンバンゲーム)が2013年12月上旬に日本で発売する予定の10.1型Androidタブレットだ。

 BungBungameというメーカーについては次のページで説明するが、まずはタブレットの仕様に注目だ。2560×1600ドット表示の10.1型IGZO液晶ディスプレイ、NVIDIAの新型SoC(System On Chip)であるTegra 4、"Exmor R"CMOSセンサー搭載の約1300万画素カメラを搭載し、実売価格は4万5800円前後の見込み。ハイエンドな仕様とリーズナブルな価格が目を引く。

 今回は発売に先駆けて、短時間ながら試作機に触れる機会を得たため、写真とともにその製品概要をお届けしよう。

●強力なスペックを備えた10.1型Androidタブレット「KALOS」

 KALOSは同社タブレットの最上位機だ。ディスプレイはシャープのIGZO技術による2560×1600ドット表示の10.1型ワイド液晶パネルを搭載する。画素密度は約299ppi(ppi:1インチあたりのピクセル数)で、「Nexus 10」とほぼ同じ非常に精細な表示を実現し、写真や動画、電子書籍の小さな文字も緻密に再現可能だ。詳細は不明だが、同社がTrue RGBと呼ぶ技術により自然な発色が得られるという。

 基本スペックは、SoCがNVIDIAのTegra 4(1.8GHz/クアッドコア+省電力コア)、メモリが2Gバイト(DDR3)、ストレージが16Gバイト(eMMC)を搭載する。ほかのスペックに対してストレージ容量は控えめだが、microSDXCメモリーカードを本体に装着できるため、その気になれば大量のデータをローカルにため込んで持ち運べる。プリインストールOSはAndroid 4.2.2だ(今後のバージョンアップにも対応予定)。

 内蔵カメラは、ディスプレイ側こそ120万画素と標準的な仕様だが、背面側は1300万画素とタブレットでは非常に高画素だ。

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