2013年10月22日火曜日

そのPC、Windows 8.1にアップデートすべきか?

 2013年10月17日の20時(日本時間)、予定通りWindows 8.1がリリースされた。筆者の周囲でも手持ちのWindows 8マシンをアップデートしていたが、プレビュー版のWindows 8.1 Previewを使っていた方々にトラブルの事例が多いように思う。

 Windows 8.1へのアップデート用タイルは、Windows ストアのトップページに表示されるため、Windows 8ユーザーは容易に発見できる(事前に更新プログラム「KB 2871389」の適用が必要)。Windows 8.1 Previewの利用者はすべてのWindows Updateを適用した後で、Windows ストアからアップデートが可能だ(ISOメディアからWindows 8.1 Previewをインストールした場合はマイクロソフトのヘルプ情報を参照)。

 ただし、Windows 8.1 Previewからのアップデートでは、あらかじめインストールされているアプリケーションが、旧バージョンのWindowsとともに「Windows.old」フォルダに移動される。つまり、クリーンインストールとほぼ同じ状態になるのだ(個人用ファイルは保持できる)。

 Windows 8から8.1へのアップデートは、筆者が試している範囲ではカジュアルなもので、時間はそこそこかかるものの大きなトラブルはないが、Windows 8.1 Previewを使っていた方は注意が必要だ。Windows 8からのアップデートならば、特に問題なくアプリケーション環境を引き継ぐことができる。

 ただし、海外出張中にアップデートをかけると、Windows ストアアプリが自動で再インストールされる際にダウンロードできず、使えていたはずのアプリが使えなくなる可能性がある。これは一部のWindows ストアアプリについて、配布地域が限定される場合があるためだそうだ(筆者は経験していないため、この点については多くの情報を持っていない)。

 もっとも、このように書いてはいるが、Windows 8ユーザーならばWindows 8.1にアップデートする意味は十分にある。これまで中途半端でかゆいところに手の届かなかったユーザーインタフェース全体の流れが、分かりやすくつながるようになってきた。まだ完璧ではないが、大幅に改善されていることは間違いない。

 加えてWindows RTあるいはAtomで動作させているWindows 8.1の動きが、かなり軽くなったように思う。

0 comments:

コメントを投稿