2013年10月31日木曜日

ジブリがKDDIを選んだ理由とは?――「風立ちぬ」キャンペーンお披露目会

 KDDIが10月30日、今夏公開の映画「風立ちぬ」を応援するキャンペーン「風立ちぬへの手紙」で寄せられた2万通以上の手紙を、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏に手渡す"お披露目会"を実施。鈴木氏からは協力パートナーにKDDIを選んだ理由についても語られた。

●約2万4千通の"想い"がスタジオジブリに

 KDDIは、今夏に公開されたスタジオジブリの映画「風立ちぬ」を応援するべく展開した「au loves ジブリ」キャンペーンにて、「風立ちぬ」を観た想いを専用のWebサイトから手紙として送付し、スタジオジブリに届ける「風立ちぬへの手紙」という企画を実施。期間中に寄せられた手紙は2万4004通にも上ったとのことで、10月30日にはそれらの手紙をスタジオジブリに手渡す"お披露目会"が実施された。

 会場ではKDDIの代表取締役執行役員専務である高橋誠氏が登壇。全ての手紙を収めたDVDの入ったトロフィーが、スタジオジブリ代表取締役プロデューサーの鈴木敏夫氏に手渡された。高橋氏は今回の企画の成果について、「これだけ利用者から多くの声が届いたキャンペーンはかつてなかった」と、その反響の大きさに驚いていた。

 一方の鈴木氏は、多くの手紙をもらったことについて「とてもうれしいことだが、映画は観終わってから感想を書きとめたり、人に話したりすることで、忘れられないものになるもの。手紙を書いた人は、(私以上に)もっとうれしいのでは」と話していた。

 さらに今回の企画で寄せられた手紙の中から、一部を抜粋したスペシャルフォトブックを、抽選で100人にプレゼントするキャンペーンが、新たに実施されることも発表された。「au loves ジブリ」のWebサイト、auスマートパス公式サービスの「ジブリの森」から応募でき、10月30日から11月30日まで実施される。

●ジブリがKDDIを選んだ理由とは?

 鈴木氏と高橋氏によるトークセッションも実施。鈴木氏は「風立ちぬ」がロングランヒットしていることについて、「(監督の宮崎駿氏が)引退会見をしたけれど、皆さんもこれが最後の作品になると予感していたのでは。今見ておかないと、この人の映画はもう見られないんじゃないかと思ったんじゃないでしょうかね」と話している。

 一方で、作品が誕生する背景も、面白さに影響を与えているとの見解も示す。「(宮崎氏は)人のために映画を作る人。

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