2013年10月24日木曜日

ドコモとそれ以外のiPhone間で発生するメールの文字化け「兄化け」

NTTドコモがiPhoneを発売したことにより、国内主要3キャリアすべてでiPhoneが利用できるようになったが、au/ソフトバンクのiPhoneからドコモのiPhoneに絵文字入りメールを送信した場合、文字化けが発生する可能性があるという(iPhone間の新しい文字化け「兄化け」)。

問題となるのは、送信側のメールアドレスが「@ezweb.ne.jp」もしくは「@sfotbank.ne.jp」ドメインで、受信側のメールアドレスが「@docomo.ne.jp」になる場合。送信側はau/ソフトバンクのiPhoneで「メッセージ」アプリを使ってからSMS/MMSとしてメールを送信し、また受信側はドコモのiPhoneで「メール」アプリを使ってspモードメールを受信する、という形になる。

この場合、au/ソフトバンクのサーバーがメールの文字コードをSJISに変換するのだが、iPhoneのメールアプリはSJISでの絵文字を認識できず、四角記号(いわゆる豆腐)に文字化けする。いっぽう、このメールをドコモ版iPhoneのメールアプリで引用して返信すると、メールの文字コードとしてCP932が使用されるという。この場合、au/ソフトバンクのサーバーはこれをそのままiPhoneにSMS/MMSとして送信するのだが、iPhoneのメッセージアプリはCP932であることを認識できないため、全文が文字化けするという。

ガラパゴスな日本の絵文字システムとiPhoneが組み合わさった結果発生した問題だといえよう。ちなみに「兄化け」という命名は実際に兄から妹に来たメールでこのような文字化けの発生が確認できたからだそうだ。

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