2013年10月28日月曜日

Amazonの新型電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite 2013年モデル」を使ってみた

 10月22日に発売された、Amazonの新型電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」2013年モデル。新プロセッサの搭載や新ディスプレイの採用で前モデル比で25%の高速化のほか、内蔵LEDライトの改善、日本向けには内蔵メモリが4Gバイトと、さまざまな改良がなされている。本稿では2013年モデルの使用感と、2012年モデルや競合製品との違いをリポートする。

 なお、ストアについては「これでもう迷わない、電子書店完全ガイド――Kindleストア」で詳細に解説しているが、2012年10月25日のオープン直後の状況で書いた記事だということをあらかじめお断りしておく。こちらも2013年版を近日更新予定だ。

 Kindle Paperwhite 2013年モデルは、Amazonで9980円で販売されている。これは、2012年モデルの発売当時より2000円高く、ソニーのPRS-T3Sと同じ価格だ。当時より円安になっていること、内蔵メモリが4Gバイトに増えていることなどを考えると、ある程度致し方ない部分であろう。ただし、ニューモデル発売記念のキャンペーンで、11月30日までに購入すると1980円分のKindle本用クーポンが付いてくる。

●付属物と本体外観

 ガイド類を除くと、付属しているのはUSBケーブルのみ。これは2012年モデルの時と変わっていない。

 2012年モデルと寸法は全く同じなので、前面から見分けるのは困難だが、背面ロゴが2012年モデルは「kindle」だったが、2013年モデルは「amazon」になった。

 電源ボタンとmicroUSB端子のある底部以外は全て平らだ。配置も2012年モデルから変わっていない。

●先代・ライバル機とスペックを比較してみた

 Kindle Paperwhite 2013年モデルの比較対象とすべきは、同じ年に発売される同じ世代のモデルで、10月4日に発売されたソニー「PRS-T3S」と、12月初旬に発売される「kobo Aura」ということになるだろう。本稿執筆時点ではkobo Auraは未発売のため、実機での比較は行えないが、スペックを比較したものは以下の表となる。

 並べてみると、Kindle PaperwhiteはPRS-T3Sより一回り大きいことがよく分かる。また、標準状態の軽量性ではPRS-T3Sが群を抜いている。Kindle Paperwhite 2013年モデルもわずかに軽量化が図られているが、2012年モデルと比べてみてもその違いはほとんど感じられない。

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