テーブルの下で足を蹴り合いながらも…がっちり握手してた。
iPhone 5sの動作の速さは確認できましたし、その中身も分解されたのを見ました。その分解作業をしたiFixitがChipworksと協力して、今度はA7チップも分解しちゃいました。
で、わかったのは…。
- まず、A7チップはサムスン製でした。サムスンの28nm High-K メタルゲート(HKMG)が使われてました。
- 各トランジスタ間の距離は114nmで、A6の123nmよりさらに細かくなっています。9nm細かくなったってことは、従来の77%の面積で同じ計算能力を詰め込めるってことです。しかもA7は、A6よりちょっとサイズが大きいし。
- そんなわけでA7には、102平方mmに10億以上のトランジスタが詰まっています。
- Chipworksでは、M7にあたる部分はNXPのLPC18A1だとしています。これはARM Cortex-M3ベースのマイコン、LPC1800シリーズのひとつです。
- M7では、加速度計とジャイロスコープ、コンパスのデータを集めて計算処理を加え、メインのチップに絶対位置データを渡しています。
- Wi-FiモジュールはiPhone 5と全く同じものでした。
- 4G LTEモデムにはふたつのチップが使われていました。どちらもサムスン製で、ひとつはLTEベースバンドプロセッサ、もうひとつはキャリア関連の情報を保持するためのDRAMモジュールでした。
ハイライトはこんなところです。それにしてもアップルは、あれだけサムスンと訴訟合戦していながら、サムスン製の部品まだまだ使ってるんですね…。
[iFixit]
Jamie Condliffe(原文/miho)
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