2013年9月20日金曜日

Google、QuickofficeのAndroidおよびiOSアプリを無料に

 米Googleは9月19日(現地時間)、これまで有料Appsユーザーにのみ無料で提供してきたモバイルオフィススイート「Quickoffice」のiOSおよびAndroidアプリを無料にしたと発表した。米AppleのApp StoreとGoogle Playでそれぞれのアプリをダウンロードできる。

 Quickofficeは、米MicrosoftのOfficeの文書を編集できるモバイルアプリ。Googleは、2012年6月にQuickofficeを買収し、同年12月に有料版Google Appsのユーザー向けに無料で公開した。

 Googleは公式ブログで「QuickofficeはGoogleドライブとシームレスに統合されている。(中略)古いファイルをGoogle Docsのファイルに変換するのは簡単なので、Quickofficeは(Microsoft Officeから)Googleに移行する新しい方法を提供する」としており、このアプリをMicrosoftからのユーザー奪取のツールとして使う狙いのようだ。

 無料アプリ化に伴い、アプリのアイコンのデザインをGoogleドライブと同じカラーリングのフラットデザインに変更し、ZIPフォルダの作成、ExcelとPowerPointでのグラフ表示、端末間でのファイル同期などの新機能を追加した。

 なお、9月26日までにアプリをインストールしてGoogleアカウントでログインすると、Googleドライブで利用できる無料ストレージ(2年間有効)を10Gバイトもらえる(現在ログインしても、ストレージが増量されるのには数週間かかるようだ)。現在Googleドライブの無料容量は15Gバイトなので、このキャンペーンに参加すれば合計25Gバイトになる。

0 comments:

コメントを投稿