2013年9月27日金曜日

Googleが15周年でモバイル検索の新機能を発表

 米Googleは9月26日(現地時間)、Google検索が誕生15周年を迎えたとして(10周年のときは9月7日としていた)幾つかの新機能を発表した。

 向こう数週間中にAndroidおよびiOS版のGoogle検索アプリがアップデートされ、以下のような新機能が追加されるという。

iOSにも「Google Now」のプッシュ通知

 Android版では5月のアップデートで利用できるようになった(日本語は未対応)音声でのリマインダー設定機能が、iOS版でも利用できるようになる。

 iOS版Google検索の検索枠のマイクをタップして、「OK Google」に続けて例えば「オリーブオイルを買う」などと音声で入力すると、適切なタイミング(スーパーに近づいた時など)でプッシュ通知してくれる。

 これなら米AppleのSiriにも可能なことだが、大きな違いはクロスプラットフォームであることだ。例えばAndroidタブレットでリマインダーを設定し、iPhoneを持って外出すると、iPhoneの画面にプッシュ通知が表示される。

 また、Android版と同様に、スケジュールに間に合うタイミングで目的地への地図付きのリマインダーカードを表示するようになるという。

モバイルでの「ナレッジグラフ」の強化

 「ナレッジグラフ」は、Googleが検索ワードからユーザーが求めている情報を把握して表示するカード状の基本情報。このナレッジグラフで絞り込みや関連情報への移動が可能になる。

 例えば、「印象派の画家」を検索すると、モネやルノワールなどの写真が並び、タップすると各画家の情報が表示される。画家の写真の上には「すべてのジャンル」「抽象美術」「バロック派」「現代美術」などの関連情報へのリンクが並ぶ。

 また、2つのものを比較した結果を表示できるようになる。例えば「オリーブオイルとバターを比較して」と入力すると(音声でも可)、カロリーや成分の比較表が表示される。これは、「ペギニーズとチワワ」「地球と土星」など、さまざまなジャンルで対応しており、今後対応範囲を拡大していくとしている。

モバイルでの検索結果のデザイン変更

 検索結果や広告が、従来より「クリアでシンプルになり、タッチに最適化され」るという。例を見ると、結果のトップに画像やデータがカード状に表示されている。広告がどのように表示されるかはGoogleの説明からは不明だ。

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