2013年9月30日月曜日

ドコモのiPhoneは、いつ購入するのがベスト?

ドコモからiPhoneが発売されて約10日。このときを待ちわびたドコモユーザーたちが機種変更に殺到しているかと思いきや、二の足を踏んでいるユーザーも多いようだ。

その理由のひとつが、「@docomo.ne.jp」のキャリアメール(spモードメール)への対応だ。

ドコモの長期ユーザーの中には、このキャリアメールアドレスを10年以上使っている人も少なくない。当然、アドレスには愛着が生まれ、もし変更すると昔の友人などと連絡が取れなくなる可能性もある。そうした理由から、他キャリアへのMNPを思いとどまっていた人も多いだろう。

このように、ドコモユーザーにとっては重要なキャリアメール。だが、ケータイの料金プランやサービスに詳しいフリーライターの後藤一泰氏が、その対応の遅さを指摘する。

「ドコモは、スマホ向けメールサービスとして『spモードメール』を展開しています。しかしiPhoneがspモードメールの受信に対応するのは10月1日からなのです。それまでに送信されたメールは、10月1日以降でないとダウンロードできません」

これではiPhone購入をためらうのも当然といえる。では、10月1日以降であれば不便はなくなるのか。後藤氏が続ける。

「spモードメールは、iモードメールと同じく、メールをほぼリアルタイムで受信できる『プッシュ受信対応』が特徴です。しかしiPhoneでは、spモードメール対応後も当面はプッシュ受信に対応せず、定期的にサーバーにアクセスして受信する方式になってしまうのです」

メール受信にタイムラグが出てしまうとなれば、待ち合わせや緊急時などで不安を感じる人も多いはず。NTTドコモによれば、iPhoneのプッシュ受信への対応は「来年1月頃の予定」とのこと。なぜ、このような中途半端な仕組みでiPhone発売に踏み切ったのか?


「spモードメールはiモードの仕組みを引き継いだ独自仕様が含まれています。そのため、プッシュ受信に対応するための改修に時間がかかっているのでしょう」(ケータイ評論家・佐野正弘氏)

「iPhone発売については、アップルから公式発表があるまでは自社内でも機密扱い。そのためにシステム改修に時間がかかっているのでしょう。auやソフトバンクではもっと時間がかかっていました。ドコモなりに頑張っているのでしょう……」(モバイル研究家・木暮祐一氏)

このほか、ドコモ独自のコンテンツサービス「dマーケット」も対応にバラつきが見られる。

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