2013年9月26日木曜日

“2ch脳”官僚? ブログに「復興は不要」「やきう」「早く死ね」 経産キャリアが停職処分に

 ブログに「復興は不要だ と正論を言わない政治家は死ねばいいのに」などと書き込んでいた経済産業省の50代のキャリア官僚が身元を突き止められて"炎上"する騒ぎがあり、報道によると、同省は9月26日付けでこの官僚を停職2カ月の懲戒処分にしたという。

 官僚は「せーじか」と題した2011年9月のブログ記事で、「日本の3台悪 やきう、ますこめ、政治家」(原文ママ)、「ほぼ滅んでいた東北のリアス式の過疎地で定年どころか年金支給年齢をとっくに超えたじじぃとばばぁが、既得権益の漁業権をむさぼるために」「増税の是非ではなく パパは 復興は不要だ と正論を言わない政治家は死ねばいいのにと思う」などと記していた。

 また別の記事では「老人の老人による老人のための「やきう、ますこめ、せいじ」が この3年間、日本を滅ぼすか、日本が老人を駆逐するか 瀬戸際だとまじでパパは思っている」「そのますこめが税金を使って朝から作っている番組がこれだ」と、お年寄りが野球に取り組む話題を取り上げたNHKのテレビ番組をカメラで撮影した画像を複数載せ、「早く死ねよ」「まだ死なないか」「遠くから見てただのバケモンだよ」などと暴言を連ねていた。

●"2ch脳"?

 官僚は実名や所属などをブログで明らかにしていたわけではなかったが、自身の写真などは掲載していた。

 騒ぎの発端となったのは掲示板サイト「2ちゃんねる」(2ch)の一部で続いている「野球vs.サッカー」の戦いだった。官僚はサッカー派で、ブログでは「やきう」「老害」などと2ch的表現で野球を批判していたことから、当初はサッカー派が援用する形で2chのスレに内容を投稿していたものの、ブログが野球に限らずさまざまな悪口に満ちていたため、野球派がブログを問題視。21日ごろから記事にコメントがつき始め、24日には専用スレッドが立つ"炎上"に発展した。

 ブログの記述から居住地や名字が特定され、また霞ヶ関方面に勤務していることをにおわせる記述が多かったことから、ある日の仕事について述べたブログの内容と、これと一致する公的イベントの情報がネット上に公開されていたのが検索され、名前と経産省の課長級の官僚だったことが特定される──という流れだった。

 ブログの記述から2chを閲覧していた様子がうかがわれ、「やきう」といった表現から「どうみても2ch脳」と当の2chでもあきれられていた(正確には「芸スポ脳」)。

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